FXのチャートとローソク足の見方について、FX初心者の方でも分かるようにお答えします。
チャートとは
チャート(Chart)とは、過去の価格の値動きをグラフにしたものです。FXだけではなく、株価でもチャートは使われています。
チャートを見ることで、過去どのように価格が動いたのかを確認できるとともに、インジケーターという指標をチャートに表示させることで、将来の価格の値動きを予想することもできます。
一般的には、上の画像のように上昇が赤色、下落が青色のローソク足という表示方法でチャートが表示されています。
ローソク足とは
ローソク足とは、「カギ足」「ラインチャート」「ローソク足」と3つのチャート表示方法の1つです。
火を灯すろうそくの形に似ていることからその名が付けられ、江戸時代に出羽国の本間宗久が発案し、大阪・堂島の米取引で使われたことが始まりです。
ちなみに、「ロウソク足」ではなく「ローソク足」と表示されます。
下落のローソク足
下落時のローソク足は「陰線」と言われ、一般的には青色で表示されます。
ローソク足の四角の上が始値、下が終値、上の線が高値、下の線が安値を表しています。
1本は、表示した時間足を表しており、例えば5分足チャートを表示しているのであれば、1本は5分の価格をローソク足で表しています。5分足の場合、3本ローソク足が集まれば15分を意味します。
上昇のローソク足
上昇時のローソク足は「陽線」と言われ、一般的には赤色で表示されます。
ローソク足の四角の上が終値、下が始値、上の線が高値、下の線が安値を表しています。
陰線と同じように1本は、表示した時間足を表しています。
例えば1時間足チャートを表示しているのであれば、1本は1時間分の価格をローソク足で表しています。1時間足の場合、24本ローソク足が集まれば24時間なので1日を意味します。
チャートの見方
取引ツールによって多少チャートの表示デザインは異なりますが、基本的には上の画像例のように「横軸が時間」で、「縦軸が価格」を表しています。
上の画像例は、MT4という海外で一番使われている取引ツールで表したチャートです。チャート画面左上に「通貨ペア名と表示時間足」も表示されます。
時間足表記の意味
FXのチャートは、1本何分で表すかを、時間足という言葉を使っています。「足」という言葉は、ローソク足の足からきている説があります。ちなみに、英語では「one minute chart」や「one minute bar」というように言われます。
チャートの時間足は、略号で表記されています。M1なら1minuteなので1分足です。D1ならDailyの略なので日足を意味します。
- M1: 1分足
- M5: 5分足
- M15: 15分足
- M30: 30分足
- H1: 1時間足
- H4: 4時間足
- D1: 日足
- W1: 週足
- MN: 月足
どうやって将来の価格の値動きを予想するの?
チャートの見方については理解されたと思いますが、それでは、どうやってチャートで将来の価格の値動きを予想するのでしょうか?
それは、インジケーター(Indicator)という指標をチャートに表示するんです。
インジケーターは、一つだけではなく数百種類あり、自分の希望のインジケーターをダウンロードして表示できます。(国内FX業者だと、使えるインジケーターは20種類程度に限定されます)
インジケーターについては、下記の記事で解説しています。
まとめ
- チャートは、過去の価格の値動きをグラフ化したもの。
- チャートの表示方法は、「カギ足」「ラインチャート」「ローソク足」と3つある。
- 上昇は陽線、下落は陰線と言われる
- 横軸は時間を縦軸は価格を表している
- 時間足表記は、略号で表記されている
- 価格の値動き予想はインジケーターを利用する
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