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FX初心者が失敗する10の典型的な失敗例と克服方法

FX初めてみたけど負けてばっかり
全然稼げないんだけど!

 

そんなFXで稼げない典型的な失敗例と失敗を克服する方法についてお答えします。

 

FX初心者が失敗する典型的な失敗例

FXは特別な専門知識がなくても、18歳以上であれば誰でも取引することができますが、何も考えずテキトーに取引して運だけで稼げるほど甘い世界ではありません。

FXを始めたばかりの頃は、「とりあえず取引をしたい」「取引しないと落ち着かない」という心理になり、損失を繰り返してしまう傾向があります。

主に、FX初心者の典型的な失敗例は、下記のようなことかと思います。これらは私の経験と周囲の体験を元にまとめた内容です。

  1. 取引していないと落ち着かない(トレード中毒)
  2. Twitterなど他の人の情報に左右され取引してしまう
  3. オーダーミスが多い
  4. 情緒不安定のときに取引してしまう
  5. スワップポイント欲しさに取引してしまう
  6. 珍しい通貨ペアを取引してしまう
  7. 損切りをせずに放置(塩漬け)
  8. 余裕資金以上のお金を入金してしまう
  9. レバレッジのかけすぎ(資金管理ができていない)
  10. 経済指標や要人発言のときに取引してしまう

 

以上の10項目にいくつか当てはまる人は、FXで損することが多いでしょう。しかし、逆を言えば、これらの失敗例を克服することで稼げるようになる確率が増えるとも言えます。

 

取引していないと落ち着かない(トレード中毒)

FXをやり始め慣れてきた頃に、多くの人がなりやすい心理状態です。

新規注文→決済の一区切りがついたあとでも、すぐに他の取引をしたくなってしまい、常にポジションを保有していないと落ち着かないトレード中毒になってしまうことです。ポジポジ病とも言われたりします。

トレード中毒になってしまうと、テクニカル分析やファンダメンタルズなどはあまり気にしなくなり、自分の勘で取引することが多くなります。その結果、毎回損してしまう、ロスカットに繋がってしまうのです。

そして、損をした結果、その損を取り返そうと更に取引を重ね、大きな損へと繋がってしまいます。

克服法

トレード中毒の克服法は、1週間程度FXから離れることが現実的に治せる方法です。もし、我慢できないときは、練習用のデモトレードでしばらく取引してみるのも良いでしょう。

それでも、リアル口座でポジポジしたくて我慢できないときは、少額取引することです。国内FX業者は、1ロット1万通貨で1ロットを取引するのに約4万円が必要ですが、中には0.1ロット(1,000通貨)で取引できるFX業者もあるので、そこでしばらく取引するのも良いですね。

儲けも損失も少ないですが、ある程度続けていると飽き始め、トレード中毒の症状が少し和らいだりします。

10通貨、数円の必要証拠金で取引できるFX業者

 

Twitterなど他の人の情報に左右され取引してしまう

Twitterでは、FXで稼いでいる実績をツイートしている人もいます。多くは情報商材等へ繋げる広告目的や詐欺的なアカウントが多いですが、中には本当に稼いでいる人が売買情報をツイートしていたりします。

それらのTwitterの情報を鵜呑みにし、「この人がドル円を買ったから俺も買う」というように、思考停止で他人の情報を頼りに取引してしまうと失敗することが多いです。

投資は自己責任ですし、自分の判断で取引しなければいつまでも上達しません。

克服法

そもそも、Twitterをやらない方が良い。難しければ、FX系のアカウントはフォローしなようにする。

Twitterで売買情報を流している人っていうのは、FXだけに限らず株取引でも後出しジャンケンです。リアルタイムで「今ドル円を買った」などをツイートしても、それは過去のことであなたが同じようにドル円を買った頃には、その人は決済しているかもしれませんよね。

 

オーダーミスが多い

「注文ロット数を間違えた」「売りと買いのボタンを押し間違えた」というミスは、FXに慣れていない頃は結構あります。

「オーダーミスしてしまったけど、スプレッド分もったいないし、そのままでいいや」なんてことを思ってしまうと、更に損失に繋がるリスクは高いです。

オーダーミスをしてたまたま利益が出たとしても、気づいた時点ですぐに決済すべきです。

克服法

注文画面でよく確認した上で注文すること。焦らずに冷静に注文すること。

 

情緒不安定のときに取引してしまう

情緒不安定の時とは、イライラしていたり、お酒を呑んでいたり、気分が優れないときなどです。このような情緒不安定のときに取引してしまうと、損を出しやすくなります。

特に、イライラしているときは要注意です。イライラしていると、ちょっとした損で更にイライラが増幅されてしまい、損を取り返そうと必死になり、更に損失を拡大させてしまうのです。

また、お酒を呑んで気分が良いときも、気持ちが大きくなり、いつもより頻繁に取引してしまったり、大きなロット数で取引してしまうこともあるので注意しましょう。

克服法

情緒不安定の時に取引しない。特にイライラしている時は取引は絶対ダメ

 

スワップポイント欲しさに取引してしまう

スワップポイントとは、各国の金利差です。国内FXだと、スワップポイントが高い傾向があり、外貨預金のように「この通貨を持っておけば、毎年○%お金が増える」と思って、その通貨ペアを持ち続ける人がたまにいます。

しかし、最終的には大きな為替変動により、すべてロスカットでトータル赤字という人は多くいます。

実効レバレッジを2倍程度で低くして取引している人ならロスカットになる確率は減りますが、人は欲深いもので高いレバレッジをかけて時間を短縮して稼ぎたいと考えるものです。

克服法

スワップポイント狙いで取引しない。

もちろん、スワップポイントが高い方が良いですが、1日で取引を完結させるデイトレには関係ない話ですし、スワップポイントの高さが稼げる稼げないの分かれ目にもなりません。

 

珍しい通貨ペアを取引してしまう

FX業者によって20~60通貨ペアを取引できるので、「せっかくだから珍しい通貨を取引してみたい」と安易な考えで取引してしまうのはNGです。

これは必ずといっていいほど失敗します。珍しい通貨ペアというのは流通量が少ないマイナー通貨と言われるもので、スプレッドが広いことから、新規注文した瞬間から大きな損失になります。

しかも、値動きもほぼないことから、スプレッド分をクリアして利益になる値動きにもなりづらいので、含み損をかかえたままたマイナススワップも重なり、放っておいても損失が拡大しつづけるためです。

克服法

主要通貨ペアを中心に取引する。

別の記事でも紹介していますが、主要通貨ペアやドルストレートを中心に取引した方が稼ぎやすくなります。

 

損切りをせずに放置(塩漬け)

これは説明せずとも皆理解していると思います。ただ、心理的に損を確定する行為が嫌でそのまま放置っていう流れでしょう。

「でも、この前は損切りした途端に戻ったし」ってことも頻繁にありますし、損切りして価格が戻ると悔しいので、もう少し我慢。みたいなことになるとやはり損します。

気持ちは分かるのですが、自分のルールを決めて、それ通りに機械的に損切り/利確の決済をしないと、いつまでも稼げません。

克服法

新規注文と同時に指値(利確)・逆指値(損切り)注文を出す。その後注文は変更しないこと

心理的に損切り決済が左右されてしまうなら、機械的に売買できるように「自動売買」か「予約決済注文」を出すしかありません。

自動売買は、自分のルールに沿ったものを作成するには知識が必要ですし、EA制作の依頼をすると5万円ほど費用がかかってしまいます。

それであれば、無料でできる指値・逆指値注文をする方が良いでしょう。

 

余裕資金以上のお金を入金してしまう

FXに限らずすべての投資は、余裕資金で行うべきです。どんな投資でも損するリスクは伴うので、損する覚悟ができるお金である必要があります。この辺は既に理解されていると思います。

しかし、「損が続き、再入金しないと取引を継続できない」という状況になってしまうと、生活に必要なお金までFX口座へ入金してしまったり、中には借金してまでFX口座へ入金してしまう人もいます。

そうなると、絶対負けられないプレッシャーがあるので、冷静な取引ができなくなり、更に損を拡大させてしまいます。

克服法

損しても良い余裕資金が用意できなければ取引は止める

投資は、別に逃げたり隠れたりしませんし、いつでも稼げるチャンスはあります。余裕資金がないときは一度取引をやめて、また余裕資金ができたときに取引を再開すればよいだけです。

 

レバレッジのかけすぎ(資金管理ができていない)

最大レバレッジに対して、実際の実効レバレッジが大きいと、少し為替レートが動いただけですぐにロスカットになってしまいます。

例えば、最大レバレッジ25倍で実効レバレッジも25倍の状態は、証拠金維持率が100%を意味します。一般的に証拠金維持率が100%になるとロスカット(強制決済)になってしまうので、実効レバレッジが高いとリスクも高くなります。

また、1回の取引で損切りする価格も決めておかないと、再度取引できる機会が少なくなってしまいます。例えば、5万円で取引を始めて1回の取引で1万円損失してしまうと、必要証拠金不足で、1万通貨の取引ができなくなってしまうのです。

つまり、1回の取引で退場になってしまい、再度エントリーする機会がありません。

克服法

証拠金維持率は1000%(最大レバレッジの1/10)くらいで取引した方がリスクは減る。1回の損切り額を少なくして、合計10回取引できるように資金管理する

1回の損切り額を1、利益確定額を2の比率にした場合、10回取引中、5回利益がでれば利益が出る計算です。

しかし、1回の損切り額を10とした場合、1回の取引で利益がでなければ、再度取引を継続することができません。

 

経済指標や要人発言のときに取引してしまう

米雇用統計やFRBなどのときの要人発言があるときに取引してしまうと、チャートのインジケーター分析(テクニカル分析)通りに動かず、ファンダメンタルズの要因の方が大きく為替レートが動くことがあります。

金融のプロではない限り、ファンダメンタルズ的に為替の流れを読むことは難しいので、FX初心者であれば、このようなときに取引はしないほうが良いです。

一方方向に為替レートが動きやすい月1回の米雇用統計発表時に、ギャンブル的に0か利益かで取引する人もいますが、0になっても良い金額で割り切って取引していれば別に問題ありません。

ちなみに、「0か利益か」のイチかバチかの取引には、追証がない海外FX業者の方が向いています。これを国内FX業者でやった場合は、マイナス残高で借金になってしまうリスクがあるためです。

追証がない海外FX業者

克服法

経済指標や要人発言のときは取引しない

事前に経済指標カレンダーで毎日の経済イベントを確認し、その時間帯の前後は取引しないようにします。

 

まとめ

以上のFXの10の失敗例でいくつか当てはまる場合は、損するリスクも高くなるので自覚した上で注意しましょう。

とは言っても、自分のどこが悪いのか自覚してても、心理的にできないという人も多いのも事実ですね。

投資は、お金が絡むことですから、精神修行に近いものがあります。どれだけ気持ちを入れずに機械的に取引できるかが稼ぐための鍵といっても過言ではないでしょう。

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