国内FXと海外FXの違いについてお答えします。
国内FXと海外FXの比較表
項目 | 国内FX | 海外FX |
---|---|---|
ライセンス | JFSA(日本金融庁) | 各国の金融庁ライセンス |
最大レバレッジ | 一律25倍 | 100倍~3000倍 |
必要証拠金 ※1 | 40,000円 | 1,200円 |
注文方式 | DD方式(OTC/相対取引) | NDD方式(ECN/STP) |
平均スプレッド | 0.7 pips | 1.7 pips |
スワップポイント | 大きい | 少ない |
取引可能通貨ペア | 20通貨ペア | 60通貨ペア+CFD銘柄 |
手数料 | 無料 | 無料 |
入出金方法 | 国内銀行振込 | クレジットカード/デビットカード/銀行振込/海外送金/ビットコイン/電子ウォレット |
取引ツール | 各社異なる独自ソフト | MT4/MT5/cTRADER |
追証 | あり | なし |
キャンペーン例 | 3万円キャッシュバック | 最大5,000ドル入金ボーナス |
※1. 1ドル100円のときに1万通貨を売買するための必要証拠金
国内FXと海外FXで重要な大きな違いは、「最大レバレッジ」「注文方式」「追証の有無」の3つです。
最大レバレッジの違い
国内FX業者は、一律25倍なのに対し、海外FX業者は100倍~3000倍とFX業者により異なります。
元々、国内FX業者でも2010年まではレバレッジ規制がなく、レバレッジ300倍以上のFX業者がほとんどでしたが、2010年に50倍、2011年に25倍と金融庁から規制されてしまった背景があります。
最大レバレッジは、大きいほど必要証拠金が少なくて済みます。1ドル100円のときに1万通貨を売買するための必要証拠金は、国内FX業者の場合4万円必要なのに対し、海外FX業者の場合は1,200円ほどで1万通貨を取引できます。
しかし、高すぎるレバレッジは損失リスクも高まるので、最大レバレッジは高ければ高いほど良いというものでもありません。3000倍という大きいレバレッジを提供しているFX業者は、顧客の損失がFX業者の利益になる利益相反のDD方式を疑わざるを得ません。
注文方式
FXの注文方式は、大きく分けて「DD方式」と「NDD方式」の2つあります。
DD方式
DD(ディーリングデスク)方式とは、その名の通りFX業者に専任ディーラーがいて、顧客の注文は専任ディーラーと相対取引になります。顧客の注文は、直接インターバンク市場へ流れないので取引の不透明さが問題になります。
DD方式を採用しているFX業者は、顧客の損失がFX業者の利益になる仕組みです。国内FX業者はすべてDD方式を採用しています。
価格を指定して注文したのに、指定した価格で約定されず滑る、利確注文したのに一時的に注文がエラーになり執行されない、という現象が起きるのは、顧客の利益がFX業者の損失に繋がるため、FX業者側が自動的に操作していることが理由です。
しかし、国内FX業者は、為替レートを実勢レートに近づけて独自のレートで表示しているにすぎないので、これが不正なのかどうかは調べる術はありません。
NDD方式
NDD(ノン・ディーリング・デスク)方式とは、FX業者に専任ディーラーは基本的にいません。顧客の注文は、直接インターバンク市場へ流れます。
FX業者側は、顧客の注文を取次しているだけなので、取引の透明性が高いのが特徴です。
NDD方式を採用しているFX業者は、スプレッドだけが頼りで利益をあげます。
つまり、顧客が損失になり取引を辞めてしまうと、FX業者側も機会損失になってしまうので、顧客に勝ち続けてもらいたいと考えているため、プロモーションでボーナスプログラムを提供しているところが多いのです。
NDD方式のFX業者は、スプレッドが広めのところが多いですが、スプレッドが手数料という理由の他に、インターバンク市場の直接のスプレッドも発生していることが理由です。
DD方式は、インターバンク市場に注文を流していないので、各FX業者が自由にスプレッドを調節して提示できるので、スプレッドが低くなります。
どちらが良いかは人それぞれですが、DD方式を採用する国内FX業者は、顧客の損失がFX業者の利益になり、FX業者は顧客に対して負けて欲しいと願っていると思うと、なんとなく使いたくないと思うのは人の心理だと思います。
追証の有無
国内FXは追証があり、海外FXは追証がない(ところが多い)です。
追証(おいしょう)とは、損失が広がり証拠金が足らなくなった際に、追加でFX業者へ証拠金を入金しなければならない仕組みです。
国内FXだけに限らず、株の信用取引や先物取引でも追証という仕組みがあります。
最大レバレッジ25倍に対して、実際のレバレッジも25倍の証拠金維持率が100%の状態になると、追証のお知らせがFX業者から届き、翌日の朝までに不足金を入金しなければなりません。
もし、期日までに入金できなければ、ポジション(建玉)は強制決済され、損失が確定される流れです。
この追証の仕組みは、海外のFX業者には基本的にありません。追証と同時にロスカット(自動損失確定決済)が稼働するため、追証で追加入金する手間はないのです。
マイナス残高になるときがある
週末にポジションを持ち越し、月曜日の為替市場がスタートしたときに、窓を開けるときがあります。窓開けとは、為替レートの価格が飛び空白地帯ができることです。
この値がつかない空白地帯では、値がついていないので当然ロスカットや追証のお知らせが届きませんし執行されません。そして、やっと値がついたころには損失が大きくなりすぎて、マイナス残高で表示された状態で強制決済(ロスカット)されるときがあります。
国内FX業者は、追証がありますから、このマイナス残高分は不足金額として、期日までにFX業者へ入金しなければなりません。もし、入金できなければ、借金として請求書が届きますし、無視していれば裁判所から差し押さえの連絡が来る時だってあります。
これはかなりのリスクです。普通に取引していただけなのに、突然の大きな為替変動により損切り注文もできず、決済が確定されたころには借金になってしまうのですから。。。
この背景から、「FXは借金になる」というイメージが強いのです。
しかし、海外のFX業者は基本的に追証がありません。(海外FX業者でも追証があるところもあります)
つまり、口座残高がマイナスになってしまっても、借金になることはなく、不足金額を請求されることもないのです。
FX業者が海外にあり、日本への請求が難しいという理由もあります。それだったら、マイナス残高をゼロにするというのを提供サービスにしてしまおう!というのが海外FX業者の「xmtrading」です。
XMTradingは、最大レバレッジ888倍、追証なし、マイナス残高リセットを提供しており、ボーナスプロモーションも魅力的なことから、全世界100万人以上の顧客がいるほど人気のFX業者です。
FX業者について調べたことがあるなら、「XM」というFX業者は耳にしたことがあると思いますが、色んなブログやサイトで紹介されるほど人気なのは、これらの理由があるためです。
まとめ
いかがでしたか?
国内FXと海外FX、人それぞれ好みがありますし意見も分かれると思いますが、最終的なリスクが少ないのは、追証がない海外FX業者ということが理解できたと思います。
国内FXはDD方式、海外FXはNDD方式。DD方式は利益相反のノミであり、NDD方式は利益併存の透明性が高い注文方式です。
ただし、海外FXならどこでも良いというわけではなく、追証ありの業者や詐欺業者も多くあるので、その辺の見極めが大切です。
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